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循環器系と血液成分
全身の血液量は5lで、1分間で5lが心臓により拍出される。刺激伝達系の伝導速度は、(SAと比べて)ヒス束で遅くプルキンエ線維で速い。プルキンエ線維は(a)__を多量に含み、PAS染色(糖を染色)で染まる。血管の上皮は(b)__上皮であり、下層の結合組織と併せて内膜と呼ばれる。中膜が(c)__層で、ここに含まれる(d)__の量が動脈の性質において重要。最も外側の結合組織層が外膜と呼ばれる。
太い(e)__では中膜の平滑筋内に不連続の弾性板が複数層ある(例:)。(f)__では中膜の内外の境界にのみ、内弾性板と外弾性板がそれぞれ存在する(例:)。(g)__では中膜の内側にのみ存在する。
毛細血管の機能単位は(h)__とよばれ、(i)__が血流量を自動調節する。毛細血管はその透過性により3種類あり、(j)_、_、_(それぞれ例:)である。
(a)グリコーゲン (b)単層扁平上皮 (c)平滑筋(輪走筋)
(d)弾性板 (e)弾性型動脈(例:総頚動脈、鎖骨下動脈、大動脈、肺動脈)
(f)筋型動脈(例:外頚動脈、大腿動脈、上腕動脈など) (g)細動脈
(h)毛細血管床 (i)毛細血管前括約筋
(j)連続型毛細血管(完全密閉のもの:脳・肺・皮膚・胸腺などに存在)
有窓型毛細血管(内皮細胞間のみ隙間:腎臓、腸管、脈絡叢)
不連続型毛細血管(基底膜と内皮細胞間に隙間:肝臓、脾臓、骨髄など)
血液細胞のうち核を持たないのは(a)__(赤芽球の脱核による)と__(巨核球の細胞質由来)で、それぞれの1mm3中の細胞数は__、寿命は__である。白血球は核の分葉や(b)__顆粒や特殊顆粒が特徴的であり、白血球の60-70%が(c)__、30%が(d)__で占められる。組織学的な好中球の特徴は(e)__、好酸球(好寄生虫)は__、好塩基球(アレルギー)は__である。骨髄の組織染色では、塗抹血液標本と比べて細胞割合が大きく、脂肪細胞がみられる。造血能を持つ骨髄が赤色骨髄であるが、造血能のない骨髄は(f)__になり、脂肪組織に変化している。
血液細胞の分化は、(g)__系前駆細胞と、__系前駆細胞に分かれて始まり、T細胞・B細胞・NK細胞以外は前者から分化する。赤血球の分化では初期にヘモグロビンRNAが多量で好塩基性であるのが特徴(分化に伴い好塩基性が弱まる)。
(a)赤血球(500万/mm3、120日)、血小板(12-30万/mm3、10日) (b)アズール顆粒 (c)好中球(60-70%) (d)リンパ球(30%) (e)好中球(2-5葉の核、顆粒+、女性にバー小体がみえたりする)、好酸球(2葉の核、顆粒+、エオジン好性の特殊顆粒が赤色)、好塩基球(2以上の不明瞭な分葉の核、紫色に染まる) (f)黄色骨髄 (g)リンパ系前駆細胞、骨髄系前駆細胞
・胸腺・リンパ節の組織学も場合により対策が必要。
口腔の組織学
・図示できることが大事。
・口唇で、皮膚側と粘膜側を明確にする。
・外分泌腺の構造をよく理解すること。
粘膜、筋層、外層からなる。粘膜は粘膜上皮、(a)__、__(ない組織もある)、__からなる。筋層は平滑筋であるが、食道では横紋筋もある。また、(b)__では、内輪走筋、外輪走筋に加えて斜走筋の3層である。外膜は漿膜となっている器官もある。
粘膜の最上部を形成する粘膜上皮は、ほとんどで(c)__上皮であるが、口腔、咽頭、食道、肛門では(d)__上皮である。
(a)粘膜=粘膜上皮+粘膜固有層+粘膜筋板+粘膜下組織 (b)胃 (c)単層円柱上皮 (d)重層扁平上皮
舌にはリンパ小節が集まった扁桃として(a)__と__がある。また、(b)_(一面の白いの)、_(ヒトで7-8つ)、_(側部に少々)、_乳頭があり、このうち(c)__は味蕾を持たない。味蕾は4つの細胞からなり、(d)_、_、_、_である。
(a)舌扁桃 口蓋扁桃 (b)糸状乳頭(表面が角化)、茸状乳頭(角化なし)、有郭乳頭(巨大で7-8つ)、葉状乳頭(側部)。有郭乳頭の深いところにあるエブネル腺は純漿液腺であり、味物質を洗い流す。(c)糸状乳頭 (d)I型細胞(支持細胞)、II型細胞(味細胞、シナプス形成なし)、III型細胞(味細胞、シナプス形成あり)、IV型細胞(基底細胞で、I,II,III型に分化する)
唾液は1日(a)_l分泌され、その70%は(b)__腺からである。後ろ(耳下腺)ほど漿液の割合が多く漿液腺とも呼ばれる(↔混合腺、粘液腺)。分泌は(c)__からなされ、平滑筋である(d)__細胞が分泌物をしぼりだす。唾液は(c)から(e)__→__(より太い)→__(合流後の管)を経て分泌される。
唾液は低張でアルカリ性で、酵素・ムチン・IgA・リゾチームなどが含まれる。腺体が独立した期間である大唾液腺に対して、小唾液腺は口唇・舌・口蓋の(f)__などにある。
(a)1l (b)顎下腺 (c)終末部(腺房部、分泌部) (d)筋上皮細胞(かご細胞とも)
(e)腺房部→介在部→線条部→導管 (f)粘膜固有層など
歯の構造は(a)_、_、_からなり、中心部の空洞の__に血管や神経がある。その入り口は歯根管とよばれる。エナメル質は脱灰標本では失われているが、研磨標本では横のすじ(b)_や縦のすじ_がみられる。象牙質も骨より(やや)硬い。歯髄腔側の表面には(c)__が並び、膠原線維を沈着して実質をつくる。歯髄は膠原線維や細網線維を持ち、まばらに歯髄細胞(線維芽細胞)、樹状細胞、リンパ球、組織球が存在する。
セメント質は歯を顎に固定するための骨に似た層で、膠原線維と無機質からなる(骨と同じ)。(d)__から無数の(e)__線維がセメント質に突き刺さり、歯が固定されている。
(a)エナメル質、象牙質、セメント質、歯髄 (b)レチウス線条(=エナメル質の成長腺) (c)エナメル小柱 (d)歯根膜 (e)シャーピー線維
消化器系の組織学
・図示できて、細胞の種類を説明できるようにする。
・胃では、噴門・胃底・胃体・幽門・幽門部
消化管の基本構造は粘膜上皮、粘膜固有層、粘膜筋板、粘膜下組織(ここに(a)__神経叢があったりする)、内輪層筋、((b)__神経叢)、外縦走筋、漿膜下組織、漿膜上皮である。
(a)マイスナー (b)アウエルバッハ神経叢
胃の(a)__で、__から__上皮に組織学的に明確に変わる。胃小窩と胃底腺を形成する4つの細胞は(b)_、_、_、_で、それぞれの分泌物は_である(胃底腺は結構深いところで細胞がたくさんあるから、イメージする際は注意)。胃腺の形態には3種類がある。また、基底顆粒細胞は内分泌細胞である。胃小窩は分岐は少なくて長いという特徴がある。
表層粘液細胞の核は(粘液で)下側に、その他3種のHE染色時の区別もできるようにすること。
胃の幽門部で、(括約筋の上の)らせんの腺の下の方にガストリン産生細胞(G細胞)がある。
(a)噴門で(非角化性)重層扁平上皮から単層円柱上皮に移行する (b)表層粘液細胞、壁細胞(胃酸)、主細胞(ペプシノーゲンや胃リパーゼなど、塩基で紫染色)、副細胞(ムチン(アルカリ性の粘液)を分泌して胃を保護)
*組織学的に言うと、壁細胞はミトコンドリア豊富で好酸性である。胃小窩の深さにより細胞分布が異なるから例えばp214(人体の正常構造)などで覚えること(*表層粘液細胞は表層・副細胞は頚部・主細胞は深いところ)。胃腺はこれら4つの細胞がつくるトンネルであることをイメージすること。これらの他に、内分泌細胞がトンネル外面に付いている。胃腺の断面切片からの細胞同定はできるようにすること。
十二指腸には(薄めの粘膜筋板の上下に)、腸線(リーベルキューン腺)と(a)__腺の両方があることが特徴。粘膜筋板はヒダに沿って起伏している。(a)腺では(a’)__の機能が重要。一方、回腸では腺が(b)__にあるだけである。また、回腸ではアウエルバッハ神経叢が比較的目立つ。小腸(特に回腸)の粘膜固有層にパイエル板があり、そこにM細胞がある。M細胞は(c)__。
結腸の(d)__腺は粘膜筋板の上で大きさが比較的整っている。輪状ひだと絨毛が大腸にはないことに注意。(e)__の粘液により、便の輸送を滑らかにして摩擦から上皮を保護する。吸収上皮細胞により水分が吸収される。
(a)ブルンネル腺(十二指腸腺) (a’)胃酸を中和する分泌液(アルカリ性粘液と重炭酸イオン)を出すのが重要な機能 (b)腸腺(リーベルキューン腺) (c)M細胞は上皮組織の一部で、病原体を取り込む。 (d)腸腺 (e)杯細胞
・杯細胞(粘液分泌)=気管支、大腸、(小腸には少し)
・クララ細胞(粘液分泌)=肺の細気管支
・パネート細胞(リゾチーム分泌)=小腸のみ。(輪状ヒダ、絨毛、回腸のM細胞などが小腸の特徴)
<発展>
・輪状ひだ>絨毛>微絨毛(=刷子縁)、の順に表面積を増やす構造になっている。絨毛には内部に結合組織の芯があり、その周囲を毛細リンパ管((a)__)や毛細血管網が取り囲んでいる。腸腺は(b)__間にあって小腸~大腸まで存在し、腸管腔へ開いている。(c)__細胞は微絨毛を持つ細胞で腸上皮で最も多い。
(c)細胞の他に、小腸には(d)__細胞(大腸に近づくほど多い)や腸内分泌細胞((e)_、_、_を分泌)がある。十二指腸に特徴的なブルンネル腺(十二指腸腺)は重要。小腸上皮に含まれる(f)__細胞は顆粒を持ち、機能的には好中球に似た免疫作用を持つ。
大腸は小腸と比較して、(d)細胞はより多く、(f)細胞は存在しない。
(a)乳糜管(lacteal) (b)絨毛 (c)吸収細胞 (d)杯細胞 (e)腸内分泌細胞は胃抑制ペプチド、セクレチン、コレシストキニンなどを内分泌) (f)パネート細胞(リゾチームを外分泌する)
肝臓・胆嚢・膵臓
・用語と構造をあわせて理解するように注意。
・十二指腸乳頭・膵尾・膵頭・膵体・総胆管
・膵臓はまだ立体視できていない。腺もだめ。
肝臓の基本構造は(a)__と呼ばれる5-6角形で、中心に(b)__が流れ、(a)の周囲に「小葉間三つ組」(=小葉間動脈・小葉間静脈・小葉間胆管)がある。小葉間三つ組を包む結合組織が(c)__である。
小葉間三つ組から中心方向へ(d)__を構成し、ここで小葉間動脈と小葉間静脈が合流する。一方、肝細胞でつくられた胆汁は(e)__(=肝細胞どうしの隙間)を、動静脈系とは合流せずに、(f)__を通って小葉間胆管に集まる。☆類洞の内皮細胞と肝細胞の間の空間を(g)__といい、星細胞(伊東細胞)がある。この細胞はビタミンA貯蔵や肝臓の線維化に関わっている。(簡略すると、類洞-内皮細胞-星細胞-(g)-肝細胞の順にイメージ。)
血液の流れは:
類洞←小葉間動脈←固有間動脈
類洞←小葉間静脈←(h)__
一方胆汁は:
肝細胞→(e)→(f)→小葉間胆管→(i)__→(j)__→胆嚢
胆嚢からの胆汁放出:
胆嚢→(j)→(k)__→(主膵管と合流して)十二指腸
毛細胆管は肝細胞どうしの隙間であり、肝細胞は上皮組織に分類できる。筋層が薄い(粘膜下筋層や粘膜下層がない)のが胆嚢の組織学的な特徴である。すなわち肝細胞には内分泌側と外分泌側の、極性がある。
(a)肝小葉 (b)中心静脈 (c)グリソン鞘 (d)類洞 (e)毛細胆管 (f)ヘーリング管 (g)ディッセ腔 (h)門脈 (i)総肝管 (j)胆嚢管 (k)総胆管
*類洞は(a)__の毛細血管である。類洞は明らかに肝細胞の間にある空間で、一方毛細胆管はもっと細く、Golgi法(鍍銀法)などで観察できる。類洞は墨汁でネットワークが見える。類洞と毛細胆管は正常で接触しないことに注意。肝細胞の周囲にある細網線維は(b)__とも呼ばれ、膠原線維と比べて、鍍銀法で濃く染まる。胆嚢は肝臓と接している。胆嚢には粘膜筋板はない。
(a)毛細血管 (b)格子線維
膵臓は内分泌部と外分泌部からなり、(a)__部が腺の大部分を占める。これは(b)__細胞が(c)__を形成して漿液腺として働いている(トリプシノーゲンなどを分泌)。また、(d)__は胃酸を中和する重炭酸イオンを分泌される細胞により形成されている。
組織切片で腺房構造は難しいが、核と反対側に顆粒が集まって、腺房中心細胞がある。腔構造(わかりにくい)は介在部導管で、ずっと大きいのが導管である。導管の染色はマッソンゴールドナー染色で淡い青色である。
膵臓の内分泌部分がランゲルハンス島で、マッソンゴールドナー染色では赤く染まる(e)__細胞、紫色に染まる(f)__細胞からなる。δ細胞は薄く染まらない。染色が全く見られないところには毛細血管がある。
(a)外分泌部 (b)膵腺房細胞が、(c)膵腺房を形成 (d)導管の上皮 (e)α細胞 (f)β細胞 (g)
泌尿器系
腎臓は肘の高さにある腹膜後臓器(retroperitoneal organ)である。腎盂の周囲に(a)__がある。その髄質と皮質のおおむね境界に(b)__動静脈が走行し、(b)動脈は皮質側に(c)__動脈→__→__の後に再び毛細血管を経て静脈に入る。糸球体の内皮細胞の周りに(d)__細胞が位置してボーマン嚢とともに(e)__を作る。(f)__細胞は糸球体の毛細血管を結合して構造形成や異物除去などを担う。
糸球体の毛細血管は(g)__型で、基底膜の外側の(f)の間にも隙間がある。尿細管は部位により組織像が異なる。微絨毛があるのは(h)__のみで、物質輸送が盛んゆえにミトコンドリアでエオジンに強く染まる。
傍糸球体装置が糸球体濾過量を調節している。遠位尿細管の緻密斑細胞はCl–濃度=濾過量を反映)を検知し、(i-)__を__させる(→糸球体濾過量が減る)。(i)__の__がレニンを分泌する。レニンは(j)__の平滑筋を収縮させ、濾過量を増やすとともにアンジオテンシン系で再吸収・体液量を増やす。エリスロポエチンの産生調節機序は分かっていないが、間質の線維芽細胞が産生するらしい。
(a)腎葉 (b)弓状動静脈 (c)輸入細動脈→糸球体→輸出細動脈 (d)ポドサイト(たこ足細胞) (e)腎小体 (f)メザンギウム細胞 (g)有窓型毛細血管 (h)近位尿細管 (i-)(顆粒細胞はアデノシンATPを分泌し、これが作用する)輸入細動脈の平滑筋収縮を起こす (i)輸入細動脈の顆粒細胞(レニン分泌) (j)輸出細動脈
尿路に特有の粘膜上皮が(a)__である(腎杯・腎盂・尿管・膀胱・尿道の上部)。尿管は蠕動運動により尿を膀胱に運ぶ。膀胱の下の方の外尿道括約筋は随意筋である(男性の場合は前立腺の下)。尿道の上皮は部位で(男女によっても)異なる。
腎臓の組織図では、腎杯とその向かいの腎乳頭、皮質(糸球体豊富)と髄質の区別がまず大事。糸球体がなければ髄質と答えればよい。腎杯の上皮は(a)__。髄質から外側へ拡散する線条を「髄放線」とよぶ。腎乳頭の内側に見えるのは(b)__の断面で、これは集合管から続く部分。皮質の糸球体の周囲には、近位尿細管、遠位尿細管の断面があり、このうち染色の薄いのが(c)__。遠位尿細管の糸球体側には細胞核が密になっており(d)__とよばれる。核がいびつで紫色の細胞が糸球体内外にありこれが(e)__。糸球体全体を包んでいるのはボーマン嚢上皮。
尿管の上皮も(a)であり、粘膜固有層の下に内縦走筋、中輪走筋がある。その下に脂肪組織に富む厚い結合組織層がある。膀胱も(a)で、その最表層は被蓋細胞(傘細胞)とよばれる。
(a)移行上皮 (b)乳頭管 (c)遠位尿細管(淡い染色) (d)緻密斑 (e)メサンギウム細胞(糸球体外なら「糸球体外メサンギウム細胞」 (f)
糸球体傍複合体について
緻密斑は(a)__の上皮細胞で核が腎小体側に密集して配列する領域で、原尿の(b)__濃度を検知して(濃度が下がると)、(c)__からの__分泌を促進する。逆に(b)濃度が高いと、(d)__する。
(a)遠位尿細管 (b)Cl–イオン (c)糸球体傍複合体 (d)輸入細動脈の平滑筋に作用して糸球体濾過量を減らす
*Cl–濃度=血圧、と考えると身体がどう反応するべきかがわかる。
呼吸器系の組織学
喉頭と気管
気管の上、咽頭までが喉頭。ほとんどの部位は(a)__上皮であり、粘膜固有層に混合腺がみられる。深く切り込んだ咽頭室の上下が、(b)__((a)上皮)と、(c)__で、下側の(c)は__上皮で内部に靭帯や筋肉が目立つ。
(a)多列線毛円柱上皮(杯細胞もある) (b)前庭ヒダ(室ヒダ) (c)声帯ヒダ(ここだけ非角化性の重層扁平上皮。口腔や喉頭蓋も重層扁平)
上皮は、喉頭と同じ(a)__上皮。杯細胞や気管腺があり、軟骨は(b)__軟骨である。
(a)多列線毛円柱上皮(下鼻甲介から基本的に気道はこれである) (b)硝子軟骨
肺の組織学
組織切片では赤血球が詰まっている毛細血管と比べて肺胞は途切れているものが多い。肺胞のほとんどを形成しているのが(a)__細胞で、一方(b)__細胞は核が相対的に大きくところどころにある。(b)は__の機能で重要。
他に、肺胞マクロファージ(貪食後に生涯中隔にとどまるものは中隔マクロファージ)や、(c)__細胞(ドーム状で、細気管支の一部にある)も存在する。肺胞中隔では弾性線維が染色される。
(a)I型肺胞上皮細胞 (b)II型肺胞上皮細胞(肺胞サーファクタントを分泌)(c)クララ細胞(「肺サーファクタント」を分泌するらしい)
「血液空気関門」について教科書で理解したほうがよさそう。
組織学の実習ノートよりも、講義プリントを復習するほうがよさそう。
(ちょっとしたキーワードを覚えるほうがよさそう。発生学試験の後)
・卵胞の各段階が分泌するホルモン?
男性生殖器
位置関係がやや複雑だけどよく覚えよう。精巣の側面に精巣上体が位置し、精巣と精巣上体管をつなぐのが(a)__である。(a)より精巣上体管のほうが背が高く、(b)__が明確。その外側の濃い染色の平滑筋がある。層はわかりにくいが、精巣上体管は(c)__、(a)は(d)__上皮である。(a)にも線毛はあるがわかりやすくなかった。
精細管では、基底膜の上から、(e)__、(f)__、精子細胞(spermatid)があり、(e’,f’)__で区別される。基底膜から少し離れて縦向きにセルトリ細胞があり、(g)__で区別できる。時に精子細胞がセルトリ細胞に突っ込む形で存在している(=精子細胞の細胞質をセルトリ細胞が貪食している)。精細管の外には、テストステロンを分泌するライディッヒ細胞や血管内皮細胞がある。
(a)精巣輸出管 (b)不動毛(精巣上体管にある) (c)二列円柱上皮もしくは多列円柱上皮(精巣上体管) (d)単層円柱上皮(精巣輸出管)
(e)精祖細胞(spermatogonium)基底膜に接し、核が濃縮されてみえる、小さい細胞。
(f)精母細胞(spermatocyte)減数分裂期の細胞で染色体が明確(両極に移動しているものなど複数種類ある)
(g)セルトリ細胞は縦に長く、その核は明るくて大きく、核小体が明確。
前立腺は膀胱の下にあって、その内部で尿道に精管(膨大部のもっと下)が合流する。前立腺は(a)__の腺上皮。腺房内に(b)__がみられるものもある。間質には平滑筋がある。
陰茎の断面図で次の部分を指せるように。陰茎海綿体、尿道海綿体、陰茎背動脈・静脈、陰茎深動脈・らせん動脈。海綿体小柱は平滑筋と結合組織でできている。全体的に覚える項目は多くないので、写真と組織名を一致させるのが試験対策として十分と思う。
(a)単層または多列円柱上皮(バーチャルスライドでは多列にしか見えなかった) (b)前立腺石
女性生殖器
卵巣の上皮は腹膜から続くので(a)__(__とも)と言う。皮質に(b)__、髄質(広くない)に血管の断面がみられる。新生児でみられる「原始卵胞」の卵胞上皮細胞は(c)__、一次卵胞になると単層~重層のものができる。二次卵胞は(d)__の状態であるものを指す。グラーフ卵胞(成熟卵胞)では(e)__がみられる。
(a)腹膜上皮(胚上皮) (b)卵胞(皮質にみられる) (c)単層立方(or円柱)上皮=原始卵胞の上皮 (d)卵胞腔(二次卵胞内にある) (e)放線冠
卵管の上皮は(a)__であるが、(b)__細胞と__細胞がある。粘膜固有層の下に厚い筋層がある。子宮内膜も(a)上皮であるが分泌細胞が多い。子宮の粘膜固有層には、(c)__や__動脈がある。それぞれ、__の役割がある。その外側に筋層がある。
(a)単層円柱上皮(卵管、子宮内膜、子宮腺も) (b)線毛細胞と分泌細胞(無線毛) (c)子宮腺(粘液を分泌)、らせん動脈(伸張性があり止血しやすい。ただ見つけにくい)
*生殖器の上皮は、その多くは(消化管と同じく)単層円柱上皮であるが、精巣上体管は二列円柱上皮、前立腺上皮は単層円柱または多列円柱上皮、という風に「例外がある」と解釈するのがわかりやすいと思う。