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問題1(血管・呼吸器)
(a)__動脈の内弾性板は非常に薄い。(b)__動脈には内弾性板と外弾性板が両方あり、厚い平滑筋により末梢の血液量を調節している。
鼻腺は混合腺。呼吸器の多列線毛円柱上皮には、(c)__、__、__、__細胞がある。声帯ヒダは重層扁平上皮。粘膜固有層に多量の弾性線維が含まれ血管やリンパ管に乏しいため、浮腫・炎症は起こしにくい。(d)__筋が声帯ヒダの緊張や声門のとじ具合を調節することで音声がでる。
気管は右のほうが(e)__で異物が入りやすい。(f)__は、肺の外表面と横隔膜上面、胸壁の内面を覆うひとつづきの薄い膜。すきまを胸膜腔と呼びほとんど接しているが、空気が入ると肺がしぼみ「気胸」、水分がたまると「胸水」と呼ばれる。線毛がなく背の高い、クララ細胞は(g)__にあって、__する。
(a)細動脈 (b)筋型動脈 (c)線毛細胞 杯細胞(粘液分泌)、基底細胞(幹細胞)、マイナー→刷子細胞(微絨毛があり感覚受容細胞と考えられているらしい) や内分泌細胞 (d)内喉頭筋 (e)太く短い (f)胸膜 (g)細気管支にありサーファクタントを分泌している(*気管の杯細胞に代わってクララ細胞がみられるようになるという解釈でもよいらしい)
問題2(腺・歯)
唾液には、水99%のほか、(a)_、_、_などが含まれ、1日1lほど分泌される(主に顎下腺から)。腺は多数の(b)__から形成され、あいだの結合組織に(大きな)導管、血管、神経が存在する。外分泌腺の(c)__に__(平滑筋細胞)が存在して分泌物を、(d)__→__→導管へとしぼりだして送る。これらの上皮は、(e)__から下流にいくにつれ__上皮となる。唾液はアルカリ性である。
(a)ムチン、IgA、リゾチーム b)腺小葉 (c)腺房部(終末部、分泌部とも)に筋上皮細胞 (d)介在部→線条部→導管 (e)単層円柱~二層円柱上皮
歯根膜は(a)__の間にある結合組織で、顎骨と歯をつなぐ(b)__が存在する。正常で1-2mmある歯肉溝が深くなり組織増殖が起こり歯槽骨が破壊されると歯周病。エナメル芽細胞は生後なくなるので再生しない。
(a)歯根と歯槽の間(0.2~0.4mm) (b)シャーピー線維
問題3(胃・腎臓)
胃の噴門で(a)__上皮から__に変わる。胃小窩と胃底腺にある主な4種類の細胞は(b)_、_、_、_でそれぞれの機能は__である。小腸には輪状ヒダ、パネート細胞、絨毛などが特徴。パネート細胞は(c)好_性。十二指腸はブルンネル腺(十二指腸腺)が特徴。大腸にあるヒダは(d)__という。虫垂は(扁桃と同じく)リンパ小節を持つリンパ性器官。分布する(e)__細胞が免疫細胞に腸管内の抗原を渡す。
(a)重層扁平上皮→単層円柱上皮 (b)壁細胞(胃酸)、主細胞(ペプシノゲンなど、腺底部)、副細胞、表層粘液細胞 (c)パネート細胞は隠窩の底にあり好酸性(抗菌物質の顆粒のため) (d)半月ヒダ (e)M細胞
腎臓のメサンギウム細胞の機能は、(a)__や__することである。原尿が糸球体から出るとき、(b)_、_、_を順に通り抜けて__に出る。
(a)異物除去により糸球体のフィルターを健全に保つ、糸球体の構造維持に寄与する。(ほかにサイトカイン分泌もするらしい) (b)有窓型内皮細胞→基底膜→足細胞の隙間→ボーマン嚢へ。 M
問題4(生殖器系)
精巣は腹腔内に発生後、ホルモン(a)__の誘導により__内に下降する。 精子は精細管から(b)__を経て精巣上体管→__へ。精子形成に必要なホルモンはFSH, LH, テストステロン((c)__から分泌)で、セルトリ細胞は(d)__を分泌して下垂体前葉へ負のフィードバックとして働く。セルトリ細胞は基部で血液精巣関門の形成にも寄与。勃起は仙髄からの副交感神経が(e)__を拡張し__が弛緩することで__への血流が増大することで、__が妨げられることによる。
(a)テストステロンにより陰嚢内へ (b)精巣輸出管→精巣上体→精索 (c)ライディッヒ細胞 (d)インヒビン (e)陰茎深動脈の拡張→らせん動脈が弛緩→海綿体洞への血流増大(→輸出静脈から排出が妨げられる)
異なる種の染色体間で遺伝子が同じ順で配列していること、もしくはその領域を指して(a)__と呼ぶ。ヒトで原始卵胞からグラーフ卵胞((b)__があるのが組織学的目印)になるまでに約(c)__年かかる。受精可能な卵は排卵後(d)__日前後、一方精子は数日可能。
マウス実験によると父親由来2核では胎盤のみが形成され、母親由来2核では胎児側のみが形成される。子宮内膜は(e)__上皮で、子宮筋膜の上の基底層から剥離する。
(a)シンテニー (b)放線冠 (c)375日 (d)1日(24h) (e)単層円柱上皮
問題5(内分泌腺)
外分泌腺は上皮が窪んでできる。ホルモンはその構造により3つに分けられ、(a)__、__(メラトニン、甲状腺ホルモン、アドレナリンなど)、__(鉱質コルチコイド、性ホルモンなど)である。視床下部では(b)__へ下垂体門脈を介してホルモン産生を促すもの、(c)__核や__核から下垂体__へ神経終末を投射してホルモンを産生するものがある。
(a)ペプチドホルモン、アミノ酸誘導体、ストロイドホルモン (b)視床下部→下垂体門脈→下垂体前葉 (d)視床下部の室傍核・視索上核ーー下垂体後葉
下垂体前葉ホルモンとして、(a)__、__(これらは好酸性)や(b)__、__、__(これらは好塩基性)などがある。下垂体後葉に(c)__や__が軸索輸送されるときのキャリアタンパク質が染色されて(d)__として観察される。
(a)成長ホルモン、プロラクチン (b)甲状腺刺激ホルモン(TSH)、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン:FSH, LH)*糖タンパク質を含む細胞が好塩基性に染色される。 (c)バソプレシン、オキシトシン (d)ヘリング小体
甲状腺は(a)__の集合体で、これらは__上皮で囲まれた袋である。大部分はT4であるが脱ヨウ素酵素により変換されたT3のほうが10倍活性が高い。ヨウ素はまず管腔外からNa+/I–共輸送体により取り込まれ、濾胞の管腔内(細胞の外)で(b)__の__側鎖が甲状腺ペルオキシダーゼによりヨウ素化される。これが再び管腔の細胞に取り込まれ、リソソーム内で分解されて生成されたT3やT4管腔外に放出される。
(a)濾胞(単層立方上皮。ただし甲状腺の活動次第で扁平や円柱にもなるらしい) (b)サイログロブリンのチロシン側鎖
甲状腺の(a)__細胞は神経堤由来(甲状腺濾胞とは異なっている)で、血中(b)__に応答して__を分泌し、__に作用して__する。副甲状腺の(c)__がこれと逆の役割を持っている。具体的には、骨芽細胞の(c)受容体に作用し、骨芽細胞が分泌するM-CSFやRANKLがマクロファージの破骨細胞への分化を促進する。
(a)傍濾胞細胞(C細胞) (b)Ca2+濃度が高いとき、カルシトニンを分泌し、これが破骨細胞の機能を抑制する (c)パラソルモン
副腎皮質の発生は(a)__由来、副腎髄質の由来は__である。皮質は外側から、(b)__、__、__でありそれぞれ__、__、__を分泌する。後者2つは主に(c)__により制御されている。
(a)中胚葉(副腎皮質)、神経堤細胞(副腎髄質) (b)球状帯(鉱質コルチコイド)、束状帯(糖質コルチコイド)、網状帯(性ホルモン) (c)ACTH